畑しごとの日々|未経験からの果樹栽培

愛知で柿や柑橘を中心に、果樹や野菜を育てる未経験からの記録と無人販売のリアルを紹介するブログです。

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じゃがいもが地中で緑色になる理由は?キタアカリの見分け方と正しい保存術

キタアカリ収穫で見つけた緑色のじゃがいも

今年育てたキタアカリを収穫していると、いくつか緑色になったじゃがいもが見つかりました。

土の中にあったはずなのに、なぜ緑色になるのでしょうか。

じゃがいも栽培を始めた頃は、

「土の中なら光は当たらないから大丈夫」

と思っていました。

ところが実際には、地中にあったじゃがいもでも緑化することがあります。

これはじゃがいもの性質が関係しています。

収穫したキタアカリ。よく見ると、いくつか緑色になったじゃがいももありました。土の中にあったはずなのに不思議です。

収穫したキタアカリ。よく見ると、いくつか緑色になったじゃがいもが

 


地中のじゃがいもが緑色になる3つの原因

土寄せ不足で光が当たる

最も多い原因は土寄せ不足です。

じゃがいもは成長すると土を押し上げます。

さらに雨や水やりで土が流されることもあります。

見た目には埋まっているように見えても、実際には薄い土しかかかっていないことがあります。

するとわずかな光が届き、緑化が始まります。

驚いたのですが、じゃがいもは根ではありません。

地下で肥大した「茎(塊茎)」です。

そのため光を感じると葉と同じように葉緑素を作ろうとする性質があります。

緑化を防ぐためには土寄せがとても重要です。

私自身の来年の覚えも兼ねて記録しておくと、春植えの場合は次のタイミングが目安になります。

【1回目の土寄せ】

4月上旬頃、草丈が15〜20cmになった頃に行います。

株元へ5〜10cm程度土を寄せて、これからできるイモが光に当たらないようにします。

【2回目の土寄せ】

4月下旬〜5月上旬頃、つぼみが見え始めたり花が咲く頃に行います。

1回目の土寄せで不足した分を補い、イモが地表近くへ出てくるのを防ぎます。

収穫してみると、地表近くにできたイモほど緑化しやすいように感じました。

来年はこの時期を忘れずに土寄せをして、緑色のじゃがいもを減らしたいと思っています。

地表近くにできたイモ

小さなイモは地表近くにできやすく、光の影響を受けやすい傾向があります。

特に未熟な小イモは緑化しやすいため注意が必要です。

収穫後の保存環境

掘りたては普通の色だったのに、数日後に緑色になることもあります。

じゃがいもは収穫後も生きています。

室内灯や窓から入る光でも緑化が進むため、保存場所は意外と重要です。


緑色になったじゃがいもは食べても大丈夫?

緑色そのものは葉緑素です。

葉緑素自体は無害ですが、問題は同時にソラニンやチャコニンという天然毒素が増えることです。

これらを多く摂取すると、吐き気や腹痛、下痢、頭痛などの症状が出ることがあります。

うっすら緑色の場合

皮の一部だけが緑色なら、その部分を厚めに取り除いて食べられることがあります。

私は少しでも気になる場合は、かなり厚めに皮をむくようにしています。

今年収穫したキタアカリの中にも、表面がうっすら緑色になったものがありました。

実際に包丁で切ってみると、緑化していたのは皮の近くの部分だけでした。

上の皮の部分が緑色のじゃがいも

上の皮の部分が緑色のじゃがいも

その部分を取り除こうとすると、周りの果肉と比べて少し硬く感じられ、自然と硬い部分だけがきれいに取れました。

残った部分はコロッケにしていただきましたが、我が家では特に苦味やえぐみもなく、体調に変化もありませんでした。

キタアカリで作ったコロッケ

キタアカリで作ったコロッケ

ただし、緑色になった部分の範囲や毒素の量には個体差があります。

少しでも不安を感じる場合や、全体が緑色になっているもの、小さな未熟なイモなどは無理に食べず、処分する方が安心です。

全体が緑色の場合

全体が緑色になっている場合は食べない方が安心です。

加熱しても毒素はなくなりません。

もったいなく感じますが、無理に食べるのは避けた方がよいでしょう。


キタアカリは緑化を見分けにくい

キタアカリはもともと果肉が黄色い品種です。

そのため緑色との区別が難しくなります。

私も最初は、

「これは黄色なのか、それとも緑なのか」

と悩みました。

自然光で確認する

室内照明よりも昼間の自然光の方が判断しやすくなります。

窓際で見るだけでも違いがわかります。

芽のくぼみを見る

芽が出る部分は緑化が現れやすい場所です。

くぼみの周辺をよく観察してみましょう。

断面を見る

迷ったときは切って確認します。

皮のすぐ下が黄緑色になっていれば緑化している可能性があります。


緑化を防ぐじゃがいもの保存方法

収穫後は風通しが良い場所に置くことが大切です。

しかし、それだけでは十分ではありません。

光を遮る工夫も必要です。

カゴ+新聞紙がおすすめ

私が実践しているのは、

・カゴに入れる
・上から新聞紙をかける

という方法です。

新聞紙は通気性がありながら光を遮ってくれます。

簡単ですが効果的です。

夏場は野菜室へ

真夏は常温保存だと傷みやすくなります。

高温になる時期は新聞紙で包み、野菜室で保存すると安心です。

 


緑色になったじゃがいもはどうする?

家庭菜園では、緑化して食べられなくなったじゃがいもが出ることもあります。

そんな時は処分するのが基本ですが、自家栽培用として保存し、翌年試しに植える方法もあります。

私も実際に保存したじゃがいもを種芋として育てたことがあります。そのときの様子は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

 

▶ 実際に保存したじゃがいもを種芋にした話はこちら

www.hataketohon.com

 

ただし、自家採種したじゃがいもは病気を引き継ぐ可能性があります。

そのため、家庭菜園で楽しむ範囲で利用し、生育に異常が見られる場合は早めに処分することが大切です。


まとめ

じゃがいもは土の中にあっても、

・土寄せ不足
・地表近くでの肥大
・収穫後の光

などによって緑色になることがあります。

特にキタアカリはもともと黄色い品種なので、緑化の見分けが難しいと感じることもあります。

少しでも緑色が気になる場合は厚めに皮をむき、不安な場合は無理に食べないことが大切です。

私も収穫するたびに「しっかり土の中にあったはずなのに」と驚かされますが、こうした経験も家庭菜園の面白さのひとつだと感じています。

来年は土寄せの時期を忘れずに管理して、緑化したじゃがいもを減らせるよう挑戦してみたいと思います。