畑や果樹園を引き継いだ時、私は何から始めたらいいのかわかりませんでした。
※叔父から畑を引き継いだ経緯や、このブログを始めた理由については、こちらの「はじめに」にまとめています。
まずは今ある果樹を守ることを優先した
畑を引き継ぐと、いろいろな野菜や果物を作ってみたくなります。
また本やインターネットで調べれば、いくらでも情報が出てきます。
でも、一度にたくさんのことを始めると、何をすればいいのかわからなくなってしまいます。
私の場合、まず大切にしたのは柑橘と柿の木でした。
草刈りをしたり、枯れ枝がないか見たり、病害虫が発生していないか確認したり。
剪定や肥料など細かいことは、その都度必要になってから調べればいいと考えました。
通っているうちに「次は何をすればいいんだろう」と自然に疑問が出てきて、そのたびに少しずつ覚えていきました。

月ごとの最低限の作業を書き出しておく
情報を集めすぎるより、まずは一年の流れを知ることが大切でした。
私は、各月ごとに
・収穫
・肥料
・剪定
・苗の植え付け
・種まき
・摘果
などの項目を赤字で書き、その下に作業をする野菜や果物の名前を書き込んだ簡単な予定表を作っています。
「今月は何をする時期だったかな?」
と思った時に見返せるので、とても助かっています。
細かい管理方法は、その都度必要になった時に調べれば十分。
実際の畑では、急な病害虫の発生や草刈り、収穫、天候の変化など、予定通りに進まないこともたくさんあります。
暑さや雨の状況によって作業を前後させることもあり、計画通りにいかないのが当たり前。
だから予定表は「絶対」ではなく、大まかな目安として使っています。
通っているうちに、「この時期にはこんな作業が必要なんだ」と少しずつわかるようになり、必要に応じて調べることも増えていきました。
最初から全部を覚えようとしなくても、畑に通っているうちに自然と身についていくことも多いように感じています。

書き込んだ年間予定表。
最初から作物を増やしすぎない方がいい
これは畑仕事を始めて数年たって感じていることです。
新しい作物を一度にたくさん増やすと、それぞれの植え付け時期や収穫時期、管理方法を覚えるだけでも大変です。
全部が初めての作物になると、どうしても手が回らなくなってしまいます。
最近は「今年は一つだけ新しい野菜を育ててみよう」くらいの気持ちで取り組んでいます。
その方が失敗しても気持ちが楽ですし、次につながる経験になります。
数を制限することも大切だった
最初の頃は、芽も実も全部残したくなっていました。
でも、畑仕事を続けるうちに、芽かきや摘果、間引きなど、数を減らすことも大切だと知りました。
作物も欲張りすぎると、かえって一つ一つが育ちにくくなってしまいます。
また、育てる種類や量が増えすぎると、自分自身の手が回らなくなってしまいます。
畑仕事を始めて数年で感じているのは、作物も作業も潔く数を制限していくことが大切だということです。
天気や気候には逆らえないこともある
毎年同じように育てても、同じ結果になるとは限りません。
暑さや長雨、病害虫など、頑張ってもどうにもならないことがあります。
自然を相手にしている以上、思い通りにならないこともたくさんあります。
だから最近は、「今年はこういう年なんだな」と受け止めるようになりました。
思うようにいかない年があっても、また来年挑戦すればいい。
そんな気持ちで畑と付き合っています。
ブログから教えてもらうことも多い
最近は、いつも拝読している方々のブログに助けられています。
植え付けや収穫の時期、育て方だけでなく、成功したことや失敗したことまで知ることができるので、とても参考になります。
「うちだけじゃないんだ」
と思えることも多く、一喜一憂しなくなりました。
芽が出なかったら、また種をまけばいい。
うまく育たなかったら、また来年挑戦すればいい。
自然を相手にしているということを、畑仕事を通じて身をもって教えられているような気がします。
まとめ|最初から全部を知ろうとしなくて大丈夫
畑を引き継いだからといって、最初から何でも知っている必要はありません。
まずは今ある果樹を守ること。
年間の大まかな流れを知ること。
新しい作物は少しずつ増やすこと。
そして、自然には逆らえない年もあると受け入れること。
私自身、今でも毎年新しい発見があります。
焦らず、少しずつ。
それが長く畑仕事を楽しむ秘訣なのかもしれません。