じゃがいもの植え方比較に挑戦した今年
今年は男爵いもとキタアカリを、
- 逆さ植え
- 上向き植え
の2通りで栽培しました。
植え付け時の記事はこちらからどうぞ
植え付け時の記事では「本当に違いが出るのだろうか」と半信半疑でしたが、収穫まで見届けると予想以上に興味深い結果になりました。
実際のところはどうなのか、自分の畑で確かめてみたくて挑戦した比較栽培です。
5月19日 の収穫
5月中旬になると、一部の株が枯れ始めました。

完全に枯れるのを待つ方法もありますが、腐敗が心配だったため先に収穫することにしました。
男爵いも
- 逆さ植え2株:0.8kg
- 1株あたり0.4kg
ただし掘ってみると、どちらの株にも腐った芋が1個ずつありました。
男爵いもは思ったより早く枯れ始めた印象です。
- 上向き植え1株:0.47kg
キタアカリ
- 逆さ植え3株:1.2kg
- 1株あたり0.4kg
- 上向き植え9株:3.5kg
- 1株あたり約0.39kg
この時点では逆さ植えと上向き植えの差はほとんど感じませんでした。
また、男爵いもとキタアカリの違いもそれほど大きくは見えませんでした。

5月26日 枯れた株を追加収穫
1週間後にはさらに枯れた株が増えてきました。

キタアカリ
- 逆さ植え5株:1.8kg
- 1株あたり0.36kg
- 上向き植え6株:2.3kg
- 1株あたり約0.39kg
ここでも大きな差は見られません。
「今年も例年通りかな」と思いながら収穫を続けていました。
じゃがいもの収穫前に雨が続くとどうなる?
じゃがいもの収穫に最適なのは、2〜3日晴天が続き、土がしっかり乾いた日と言われています。
私も本当はそのタイミングで掘りたかったのですが、今年はなかなか思うようにいきませんでした。
豊作だった甘夏を親戚や知人に配ったりして畑へ行けない日もあり、さらに梅雨の走りのような天気が続きました。
天気予報を見ると、6月7日頃には梅雨入りしそうな雰囲気です。
そこで6月6日に全収穫を決行する予定を立てました。
ところが当日の朝起きると、土が濡れています。
夜のうちに雨が降ったようでした。
それでも、この先さらに天気が悪くなる予報だったため、思い切って収穫することにしました。
家庭菜園をしていると、「もう少し待ちたい」と「これ以上待つと腐りそう」の間で悩むことが本当に多いですね。
畑で見た光景にびっくり
畑に到着してまず驚きました。
あれほど青々としていたじゃがいもの葉や茎がほとんど見当たりません。
遠くから見ると、じゃがいも畑だったことすら分からないほどです。
かろうじてマルチの穴が残っていたおかげで、細く茶色くなった茎を見つけることができました。

「収穫が遅すぎたのかもしれない」
そんな不安が頭をよぎります。
恐る恐る掘ってみると、思ったほど腐敗は進んでおらず、ちゃんとじゃがいもが出てきました。
毎年のことながら、収穫のタイミングには悩まされます。
早すぎると芋が太らない。
遅すぎると腐敗や病気が心配になる。
天気にも左右されるため、家庭菜園ならではの難しさを改めて感じました。
今回は雨上がりの収穫になりましたが、大きな腐敗は見られませんでした。ただし、5月の収穫では腐った芋も見つかっており、さらに長く畑に置いていたら被害が増えていたかもしれません。
ここまで何度かに分けて収穫してきましたが、いよいよ最後の収穫です。果たして逆さ植えと上向き植えで差は出たのでしょうか。
6月6日 最終収穫の結果
男爵いも
逆さ植え
4株 2.1kg
1株あたり0.525kg
上向き植え
5株 2.3kg
1株あたり0.46kg

キタアカリ
逆さ植え
28株 8.75kg
1株あたり0.312kg
上向き植え
15株 3.7kg
1株あたり0.247kg

逆さ植えは本当に収穫量が増える?
今回の結果を1株あたりで比較すると、
| 品種 | 逆さ植え | 上向き植え |
|---|---|---|
| 男爵いも | 0.525kg | 0.46kg |
| キタアカリ | 0.312kg | 0.247kg |
男爵いももキタアカリも、逆さ植えの方が収量が多くなりました。
収穫した芋を見比べると、大きい芋と小さい芋の割合には大きな違いはありません。
つまり、逆さ植えだけ極端に大きな芋ができたわけではなく、全体的な収量が増えたように感じました。
もちろん今年1年だけの結果なので断定はできません。
今回は男爵いも、キタアカリともに逆さ植えの方が収量が多い結果になりました。
少なくとも私の畑では、逆さ植えをする価値はあると感じています。
来年も逆さ植えを続けてみようと思います。
男爵いもとキタアカリの違いも見えてきた
5月の時点では男爵いもとキタアカリの差はほとんど感じませんでした。
しかし最終収穫では男爵いもの方が明らかに収量が良い結果となりました。

ただし、ここには大きな違いがあります。
男爵いもは購入した種芋。
一方のキタアカリは自宅で保存していた芋を種芋として利用しました。
そのため、純粋に品種差とは言い切れません。
種芋の状態が収量に影響した可能性は十分にあると思います。
来年は今年収穫した男爵いもとキタアカリを同じ条件で種芋として使い、品種そのものの違いも比較してみたいと思います。

古い種芋ではやはり収量が落ちた
実は畑を譲ってくれた叔父が残していたじゃがいもも見つかりました。
いつから保存されていたのか分からない芋です。
せっかくなので植えてみました。
保存期間不明のキタアカリ
- 植え付け:3月15日
- 収穫:5月26日
結果は、
- 2株:0.2kg
- 1株あたり0.1kg
という寂しい結果でした。
もちろん栽培条件の違いもありますが、古い種芋は発芽勢いが弱く、収量も落ちやすいことを改めて実感しました。
家庭菜園では「もったいないから使おう」と思いがちですが、種芋の鮮度はとても重要ですね。
無人販売では男爵いもの方が好反応
実は今回男爵いもを植えた理由のひとつが無人販売でした。
これまでキタアカリを並べても思ったほど売れなかったのですが、男爵いもはスーパーでもよく見かける品種です。
「新じゃが」と書いたポップを付けて並べてみると、今のところ順調に売れています。
味だけならキタアカリも十分おいしいのですが、お客様にとっては見慣れた品種の方が手に取りやすいのかもしれません。
家庭菜園では育てやすさや味を重視しがちですが、販売するなら知名度も大切だと感じました。
来年はさらに早植えを試してみたい
今年は例年より早めに植え付けたつもりでした。
しかし結局は収穫時期の天候に悩まされました。
いつも拝読している家庭菜園ブログでは、
「植え付けから約100日後が梅雨入り前になるよう逆算して、2月下旬に植え付ける」
という方法を実践されています。
とても理にかなった考え方だと思いました。
愛知県では梅雨入り前に収穫できれば、腐敗や病気のリスクを減らせます。
来年は、
- 2月20日頃から芽出し
- 2月28日頃に植え付け
を目標にしてみようと思います。
今年の経験を生かして、さらに良い結果につなげたいです。
まとめ
今年のじゃがいも栽培では、
- 逆さ植えの方が収量はやや多かった
- 男爵いもは安定して収穫できた
- 古い種芋は収量が落ちた
- 収穫時期の見極めが最大の課題だった
- 無人販売では男爵いもの反応が良かった
という結果になりました。
家庭菜園は毎年天候が違うため、同じように栽培しても同じ結果にはなりません。
来年は植え付け時期を見直しながら、逆さ植えの検証も続けてみたいと思います。