7本足大根はなぜできた?驚きの収穫体験
4月中旬、大根の葉に太い芯ができ始めました。花芽が伸びそうな気配があり、このまま畑に置いておくと品質が落ちると思い、残っていた大根をすべて抜くことにしました。
すると、その中から思わぬ1本が現れました。
なんと、7本足大根です。

今までにも2本や3本に分かれた大根は見たことがありましたが、ここまで分岐した大根は初めてです。驚きと同時に、なんだかうれしい気持ちになりました。
しかも不思議なのは、同じ畝の近くに植えてあった他の大根は、すべて普通の形だったことです。なぜこの1本だけ特別な姿になったのでしょうか。
大根の分岐原因は?1本だけ変わった形になった理由
大根が途中で枝分かれする現象には、いくつかの原因があります。家庭菜園では珍しくありませんが、今回のように7本足になるのはかなり個性的です。
① 土の中に障害物があった
もっとも可能性が高いのが、土の中に石や木の根、固い土の塊などがあったケースです。
大根は本来、根をまっすぐ下へ伸ばします。しかし途中で障害物にぶつかると、進路を変えるように横へ伸び、結果として分岐します。
今回も地中に何かがあり、根が何度も方向転換したのかもしれません。
② 未熟たい肥や肥料だまり
十分に分解されていないたい肥や、肥料が一か所に固まっていると、根の伸び方が乱れやすくなります。
土づくりの際にしっかり混ぜ込むことが大切です。
③ 幼苗期のダメージ
芽が出たばかりの頃に虫にかじられたり、根先が傷ついたりすると、その後の成長で枝分かれしやすくなります。
小さな時期のダメージが、収穫時の姿に表れることもあります。
④ 土壌条件の違い
同じ畝でも、水はけや踏み固め具合、乾きやすさには微妙な差があります。
近くの大根は普通でも、たった1本だけ条件が違えば、変わった形になることがあります。
大根の又根とは?今回の7本足大根も又根の一種
家庭菜園でよく聞く言葉に大根 又根(またね)があります。
又根とは、大根の根が途中で二股・三股に分かれてしまう状態のことです。市場では見た目が悪いため敬遠されますが、家庭菜園ではよくある現象です。
今回の7本足大根も、言ってみれば超個性的な又根大根です。
一般的な又根は2本〜3本程度ですが、7本まで増えるのはなかなか見られません。家庭菜園ならではの面白い収穫だと思います。
大根が変な形でも食べられる?味は普通?
見た目がここまで変わっていると、「中身は固いのでは?」「味が落ちているのでは?」と思うかもしれません。
私も、大根の葉に芯が立ち始めていたため、半ばあきらめながら包丁を入れました。
ところが驚いたことに、包丁はすっと入り、中はとてもみずみずしい状態でした。
つまり、大根が変な形でも十分おいしく食べられます。
形よりも、収穫時期や鮮度のほうが味には大きく影響すると感じました。
畑のレモンで甘酢漬けにしてみた
せっかくなので、畑で採れたレモンも使って甘酢漬けを作りました。
薄切りにした大根へ、酢・砂糖・塩を合わせ、そこへレモンを加えるだけの簡単料理です。
食べてみると、ほどよい歯ごたえがあり、さっぱりしてとてもおいしい仕上がりでした。みずみずしさも十分で、箸が進みます。
見た目は珍しくても、味は立派な大根でした。

里芋との煮物にもぴったり
さらに、畑から収穫して残っていた里芋と一緒に煮物にもしました。
大根は軟らかく煮えて味もしっかりしみ込み、里芋との相性も抜群です。たくさん作りましたが、どんどん食べ進めてしまいました。
畑で採れた野菜同士を組み合わせて食卓に並べると、豊かな気持ちになります。

大根は縁起がいい?7本足ならなおさら?
調べてみると、正式な言い伝えは少ないものの、昔から日本では珍しいもの=縁起が良いと前向きに捉える文化があります。
たとえば、
- 珍しい形の野菜
- 双子卵
- 四つ葉のクローバー
- たくさん実った果物
こうしたものは幸運の兆しとして親しまれてきました。
7という数字も縁起が良い
7は日本で縁起の良い数字として知られています。
- 七福神
- 七五三
- 七草がゆ
- ラッキーセブン
そのため、7本足大根は福が集まる大根と考えても楽しいかもしれません。
足が多い=広がるイメージ
根が四方へ広がる姿から、
- 金運が広がる
- 人との縁が広がる
- 家庭菜園運アップ
- 子孫繁栄
そんな前向きな意味を込めて楽しめそうです。
変な形の野菜との出会いも家庭菜園の魅力
スーパーでは、形の整った野菜が並びます。
しかし家庭菜園では、ときどき今回のような変わった形の野菜に出会えます。これこそ畑の面白さです。
まっすぐ育った大根もうれしいですが、7本足大根のように記憶に残る1本に出会えると、収穫の喜びはさらに大きくなります。
これからも畑仕事を続けながら、また思いがけない出会いを楽しみにしたいと思います。