畑しごとの日々|未経験からの果樹栽培

愛知で柿や柑橘を中心に、果樹や野菜を育てる未経験からの記録と無人販売のリアルを紹介するブログです。

柑橘の幹に穴が!カミキリムシ(テッポウムシ)被害の見分け方と殺虫剤で対策した体験

叔父から引き継いだはるみの木

叔父から果樹を引き継いでから、柑橘の栽培を少しずつ学びながら続けています。

その中の一つが「はるみ」の木でした。

引き継いでから最初の年、このはるみの木にはたくさんの実がつきました。
初めての柑橘栽培だったこともあり、実がついている様子を見るのがとてもうれしかったのを覚えています。

はるみは実付きが良く、半分くらい摘果した方がよいということは調べて知っていました。

しかし、「せっかくたくさん実がついているのに落としてしまうのはもったいない」

という気持ちが強く、結局ほとんど摘果をしませんでした。


収穫のころに木の様子が変わってきた

収穫の時期が近づくころ、木の様子が少しずつおかしくなりました。

  • 葉がどんどん落ちていく
  • 木全体が元気がない
  • 枝が茶色くなり枯れ木のようになる

気がついたころには葉はほとんど落ちてしまい、木全体が枯れ木色になっていました。

それでも「実をつけすぎて木が弱ってしまったのだろう」と思い、摘果をしなかった自分の失敗だと思っていました。

そして春の芽吹きの季節になっても、新しい枝は出てきません。

残念ですが、このはるみの木は枯れてしまったのだと思っています。

枯れてしまったはるみの木

枯れてしまったはるみの木

畑仲間が教えてくれたカミキリムシ被害

先日、叔父の畑仲間が久しぶりに畑に顔を出してくれました。

はるみの木を見てすぐにこう言いました。

「はるみ、カミキリムシにやられちゃったね。
不知火(しらぬい)もカミキリムシが入った穴があるから殺虫剤を使った方がいいよ。」

そう言われて木の根元をよく見てみると、確かに幹の下の方に丸い穴が開いていました。

はるみの木にも、不知火の木にも同じような穴があります。

穴のあるはるみの木

穴のあるはるみの木

穴のある不知火の木

穴のある不知火の木



カミキリムシ被害のサイン|幹の穴と木くずを見逃さない

カミキリムシの被害は、木の幹を見ることで気付くことがあります。

特に分かりやすいサインは次のようなものです。

  • 幹の下の方に丸い穴が開いている
  • 木の根元におがくずのような木くずが落ちている
  • 木の勢いが急に弱くなる

この木くずは、カミキリムシの幼虫が木を食べながら外に押し出したものです。

今回私の畑でも、はるみの木と不知火の木の根元に穴がありました。

今思えば、この時点でカミキリムシの被害に気づけていれば、はるみの木も助けられた可能性があったのかもしれません。


カミキリムシに入られると木が枯れる理由

カミキリムシは成虫が木に卵を産み、孵化した幼虫が木の中に入り込みます。

この幼虫はテッポウムシとも呼ばれています。

テッポウムシは木の内部を食べながら進み、幹の中にトンネルのような道を作ります。

木の幹の中には

  • 水を運ぶ通り道
  • 栄養を運ぶ通り道

があります。

しかし幼虫がこれらの部分を食べてしまうと

  • 水分が葉まで届かない
  • 栄養が枝まで運ばれない

という状態になります。

その結果、木は徐々に弱り、最終的には枯れてしまうこともあるそうです。

今回のはるみの木も、摘果だけでなくカミキリムシの被害が重なっていたのかもしれません。


桜の木もカミキリムシで倒れることがあると知った

ちょうどこの話を聞いた直後、ニュースで桜の木が倒れた原因がカミキリムシの被害だったという話を耳にしました。

カミキリムシの幼虫が幹の中を食べ続けると、木の内部が空洞のようになってしまうことがあります。

すると見た目は元気そうでも、強い風などで倒れてしまうことがあるそうです。

桜のような大きな木でも被害が出ると知り、カミキリムシの影響の大きさに驚きました。


キンチョールのカミキリムシ退治を使ってみた

畑仲間に教えてもらい、さっそくキンチョールのカミキリムシ退治を使ってみました。

殺虫剤カミキリムシ退治

殺虫剤カミキリムシ退治

この殺虫剤は、木の穴にノズルを差し込んで薬剤を噴射するタイプです。

幹の中にいる幼虫に直接薬剤を届けることで、カミキリムシの幼虫を退治する仕組みになっています。

実際にやってみると方法はとてもシンプルでした。

  1. 幹の穴を探す
  2. スプレーの先端を差し込む
  3. 薬剤を噴射する

木の中にいる虫なので少し不安もありましたが、できる対策はしておこうと思いました。


不知火の木が回復してくれることを願って

残念ながら、はるみの木は枯れてしまった可能性が高いと思っています。

しかし同じように穴が見つかった不知火の木は、まだ元気があります。

今回殺虫剤を使ったことで、カミキリムシの被害が広がらず、無事回復してくれることを願っています。

柑橘を育てていると

  • 摘果
  • 剪定
  • 病害虫対策

など気を付けることがたくさんあると改めて感じました。

今回の経験をきっかけに、これからは

  • 木の根元をよく観察する
  • 小さな穴や木くずを見逃さない

ことを心がけていきたいと思います。

そして不知火だけでなく、他の柑橘の木もカミキリムシ被害に気を付けながら育てていきたいと思います。

果樹を育てていると枝や葉ばかり見てしまいがちですが、幹の根元を観察することも大切だと今回の経験で感じました。

 

さらに他の木の幹にも穴が開いていた話はこちらからどうぞ

www.hataketohon.com

 

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