伊予柑の落果が増えた2026年の冬
今年の冬、畑の伊予柑の木を見ていて気になったのが落ちている実の多さでした。
最初は数個でしたが、1月に入ると少しずつ落ちる実が増え、1月15日ごろには落果がはっきり目立つようになりました。
このままではさらに落ちてしまうかもしれないと思い、私は1月15日にすべて収穫することにしました。
無事に収穫できたのですが、今振り返ると少し迷いもあります。
それは
「半分だけ収穫して、残りは様子を見てもよかったかもしれない」
ということです。
全部収穫してしまったため、その後どのくらい落果が続いたのかを確認することができませんでした。今後のためには、一部は木に残して観察する方法もあったのではないかと思っています。
2月収穫の方が甘いという記録
実は過去の2024年の栽培記録には、2月上旬以降に収穫すると甘くなると書いてありました。
そのため今年も、できればもう少し木に残して完熟に近づけたいと思っていました。
伊予柑は冬に収穫する柑橘で、木に長くつけておくことで甘みが増すこともあります。そのため、早く収穫するか、もう少し待つかという判断は毎年悩むところです。
今年はその「もう少し待ちたい」という気持ちもあり、収穫を遅らせるつもりでした。しかし落果が増え始めたため、予定より早く収穫することになりました。
2026年1月は雨が少なく乾燥していた
後から天候を調べてみると、2026年1月は太平洋側でかなり雨が少ない月でした。
気象庁のまとめでは
- 東日本・西日本の太平洋側は降水量がかなり少ない
- 晴れの日が多く日照時間はかなり多かった
という特徴があったそうです。
東海地方の畑でも、長い間まとまった雨が降っていないという感覚がありました。
柑橘にとっては
- 雨が少ない
- 空気が乾燥している
- 冬の冷たい風が当たる
という条件になるため、落果が増えやすい環境だった可能性があります。
1月後半の寒波
さらに1月後半には寒波もありました。
特に1月21日〜23日ごろには強い寒気が入り、
- 北陸や東北では大雪
- 太平洋側にも雪雲
- 今シーズン最強クラス
とも言われる寒波でした。
私は15日に収穫してしまいましたが、もしそのまま木に残していた場合、この寒波でさらに落果が増えていた可能性もありそうです。
摘果と実の位置も関係していたかもしれない
今回の落果について考えているうちに、摘果の量も影響していたのではないかと思うようになりました。
畑では伊予柑以外にも7種類の柑橘を育てています。
伊予柑以外の柑橘も、今年は気候の影響なのか去年より落下が多い印象でした。
しかし、それでも伊予柑ほど落果が多い木はありませんでした。
伊予柑は他の柑橘よりも摘果をしっかり行う必要があると言われています。
その知識はあったので、私としてはかなり摘果したつもりでした。
それでも結果を見ると、まだ十分ではなかったのかもしれません。
伊予柑は実が大きく重いため、実が多すぎると木が自分で実を落として調整することがあります。
また柑橘の栽培では、枝の内側の実を残す方が落果しにくいとも言われています。
外側の実は
- 風に当たりやすい
- 揺れやすい
ため、冬の強い風で落ちやすくなることがあるそうです。
今年の木を思い返してみると、外側にも実が多くついていたように思います。
そのことも、今回の落果の一因だったのかもしれません。
まとめ|天候と栽培の両方を考える
今回の伊予柑の落果を振り返ってみると、いくつかの要因が重なっていた可能性があります。
- 2026年1月は雨が少なく乾燥していた
- 冬の寒波があった
- 実の付きすぎや摘果不足
- 外側の実が多かった可能性
また、2月収穫を考えていたため収穫を遅らせる予定でしたが、落果が増えたため1月15日にすべて収穫する判断をしました。
来年は
- 摘果をもう少し意識する
- 内側の実を残す
- 落果が増えたときは一部収穫して様子を見る
といった点を意識しながら、もう少し観察してみたいと思います。
畑では毎年同じ条件になるわけではありませんが、こうして経験を積みながら柑橘栽培を続けていきたいと思います。
