白菜の花が咲いたらどうなる?むいたらベビー白菜がたくさん出てきた
畑の白菜に花が咲いているのを見つけ、急いで収穫しました。
白菜は春になると「とう立ち」といって花茎が伸び、黄色い花を咲かせます。家庭菜園をしているとよくあることですが、花が咲くと味が落ちるとも言われているので、慌てて収穫する人も多いと思います。
先日は外側の葉を使って、大量のキムチを漬けました。
自分の畑で採れた白菜で作るキムチは格別で、葉も柔らかくとてもおいしくできました。
その時の様子はこちらから
まだ白菜はたくさん残っていたので、今度は鍋物で使おうと思い、外葉から順にむいていくことにしました。
すると、思いがけない発見がありました。
葉をむいていくと、小さな白菜のようなものがいくつも出てきたのです。

よく見ると、ちゃんと葉が巻いていて、まるでミニチュアの白菜のようです。

「ベビー白菜?」と思いながらさらにむいていくと、いくつも小さな白菜の芽が出てきました。
そして中心には、花を咲かせる前のつぼみも見えていました。

家庭菜園をしていると、こうした思いがけない発見に出会うことがあります。今回は、とう立ちした白菜の中で起きていた面白い変化を見ることができました。
ベビー白菜ができる理由
この小さな白菜のような芽は、**わき芽(側芽)**が成長したものです。
白菜は普通、中心の芽がどんどん成長して大きくなり、葉がぎゅっとまとまって「結球」します。
私たちが普段食べている白菜は、この中心の芽が大きく育った姿です。
中心の芽が元気なうちは、そのまわりにある小さな芽はほとんど大きくなりません。
ところが次のようなことが起きると、状況が変わります。
・花が咲く(とう立ちする)
・中心が傷む
・外葉をむいて中心が弱る
こうした状態になると、中心の芽の力が弱くなります。
すると、葉の付け根にある小さな芽、つまりわき芽が成長し始めるのです。
その結果、ミニサイズの白菜のような芽がいくつもできることがあります。
今回見つけた「ベビー白菜」は、このわき芽が大きくなったものです。
実はキャベツでも同じようなことが起こります。中心を収穫したあとに、株から小さなキャベツがいくつもできることがあります。植物はとてもたくましく、中心が弱ると別の芽を成長させて生き残ろうとするのです。
「枯らす天才」だった私が畑で感じたこと
以前はベランダでミニトマトやピーマンを育てようとして失敗したり、いただいたり買ってきた鉢植えの花をすぐに枯らしてしまったりして、「私は枯らす天才だな」と思っていました。
でも畑で野菜たちの生命力を見ていると、それはほんの小さな失敗だったのかもしれないと思うようになりました。
植物は、私たちが思っている以上にたくましく、自然の大きなサイクルの中で生きているのだと感じます。
たくましい生命力の野菜の話はこちらからどうぞ
とう立ちした白菜はまだ楽しめる
白菜に花が咲くと「もう終わり」と思ってしまいがちですが、実はまだ楽しめます。
葉は料理に使えますし、今回見つけたベビー白菜もやわらかそうでした。
また、白菜のつぼみや花も食べることができます。
見た目は菜の花に似ていて、少しほろ苦い春らしい味わいです。
家庭菜園をしていると、こうした季節の変化も感じられるのが面白いところです。
普段は何気なく食べている白菜ですが、畑で育ててみると知らなかったことがたくさんあります。
ちなみに、このあと白菜のつぼみや花も実際に食べてみました。
その味については、また別の記事で紹介したいと思います。
春になると白菜はとう立ちして花を咲かせますが、思わぬ発見があることもあるので最後まで観察してみるのも面白いですね。